父への想い


今回の帰省の目的は両親、
特に84歳の父に会いに…


まだ意識のあるうちに会って親に感謝の言葉を伝えたかったから。


随分とボケも入ってきてる話しや
意識が怪しくなることを聞いていたので、
とにかく会いたかった。

そして最初に父と会ってハグをすると
それだけで涙が溢れてきて何も言葉にできなかった・・・


緑内障で左目は失明。
右目が微かに輪郭がわかる程度。

それも
ここ2ヶ月で右目の視力が急激に悪化。

息子の顔さえはっきり見えない状態になってた…

耳は昔からだけど補聴器を付けてやっと聞こえる状態。

部屋の中でも壁を伝いながらの移動。


1週間、父と接していると
調子がいい時は誰と話してるかわかるけど、
そうじゃない時は孫の名前を呼んだりと目の前の息子を認識出来ない。


帰省前までは、薬のせいもあってか、
意識が遠くなることもあったようだが
帰省中は比較的に良好だった感じ。


その他の臓器や体自体が元気だったので、それが一番の安心材料。
ただ目が見えなくなったら精神的にも身体的にも来そうで恐い・・・


腰が痛いという父をはじめ家族にマッサージを施し
自分が出来る事で家族孝行が出来た事が何よりも嬉しかった♪



そして最終日。


帰りの別れ際にはしっかりと「いままでありがとう」と言えた。

それ以上はまたも涙と共に声にならない…



小さい時から父には色々な感情を抱き、自分が親になり、段々と父親の有り難みが分かるようになってきた。

そして
50年目にして、心から感じた感謝の言葉をやっと言える事が、
そして生きてるうちに伝える事が出来た。


これで1つの扉を開き、階段を登れた気がする。



この1週間
とてもいい時間を過ごす事が出来、
家族や親戚、
会ってくれた仲間にもとてもとても感謝します♪


また秋(9月か11月)に帰省します♪


2017年05月16日